降圧剤を使う前に食事療法を行ってみる

血圧を下げるのに効果があるのが降圧剤です。よって高血圧の程度が進行している場合、また糖尿病や腎症などの合併症を発症する可能性が高い場合には、降圧剤の処方が選択されることも多くあります。ただし降圧剤は、血圧を安定させるためには、飲み始めてからほぼ生涯にわたって飲み続ける必要が生じます。薬効によって血圧を下げているわけですから、その服用を止めてしまえば血圧は再び上昇していくためです。ですから安易に降圧剤に頼るのではなく、まずは食事療法による血圧値の改善を試みることが重要です。食事療法においてまず求められるのが、塩分摂取量を控えることです。高血圧の治療を実践するのであれば、塩分の摂取量は1日あたり6g未満にすることが求められます。これはティースプーン1杯分程度の量であり、実際に目で見ると少ないと感じるかもしれません。しかし塩分摂取量を控えることで血圧が降圧することは実証されているため、最も効果的な食事療法と言えます。健康に対する意識の高まりを受け、食材や加工品の中には含まれている塩分量が明記されているものも少なくありません。ですからそうした情報を上手に活用して、まずは自分が1日の中でどれくらいの塩分を食事から摂取しているのかを明らかにして、その上で少しずつ減塩していくことが求められます。それから血管の柔軟性が失われると、その中を流れる血液量の増加に伴う圧力も受けやすくなります。ですから血管の柔軟性を保つことの必要なことであり、そのために食事療法で求められることとしては、脂質の多い食事はできるだけ避け、野菜や果物、魚を多く食べることが挙げられます。また肥満は高血圧のリスク要因のひとつですから、それを防ぐためにも食べ過ぎないこと、カロリーに気を使うことも必要です。医師や栄養士のアドバイスを参考にしたうえで、こうしたことを上手に、食生活に取り入れることが大切です。

高血圧だからといって直ぐに降圧剤に頼ることはよくありません。降圧剤を使うことによって血圧が下がり過ぎてしまうこともありますので、副作用などを理解してから使用されることをお勧めします。では降圧剤について説明していきます。

ページの先頭へ戻る