狭心症の兆候になる寒気と有効な降圧剤

狭心症は心臓に酸素を送る血管が詰まり、心筋が十分に機能しなくなって、胸の痛みが起きる病気です。悪化すると心筋梗塞になり、命にかかわるケースも多いので、兆候を感じたら早めに医療機関を受診することをお勧めします。とはいえ狭心症の症状は、胸の痛みだけではありません。動悸や息切れ、胸や喉がつかえたような感じ、寒気や耳鳴りなども見られます。また左肩がこったり、左腕が痺れたりすることもあります。こうした症状は周囲の温度が急に変化した場合などに起きやすく、ただの寒気を狭心症と結びつけるのは難しいかもしれません。しかし普段から血圧が高めだったり、悪玉コレステロールの値が高かったりする方は、狭心症を疑ってみる必要があります。寒気とともに息苦しさや吐き気を覚えるような場合には、特に気をつけなければいけません。
狭心症には主に急激な運動の後に発生する労作狭心症と、朝起きた時などに多い安静狭心症があります。高血圧による動脈硬化は、いずれの場合にも大きなリスクになります。そのため高血圧を伴う心臓の発作は、降圧剤を用いて治療するのが一般的です。降圧剤にはベータ遮断薬・カルシウム拮抗薬・硝酸薬などの種類があります。このうち硝酸薬は、冠動脈や抹消動脈・静脈を拡張する作用があり、急激な症状を緩和しますが、耐性を生じるため長く使いつづけることはできません。カルシウム拮抗薬も血管を広げるとともに、冠動脈の痙攣を和らげる効果があります。ベータ遮断薬は心拍数や心臓の収縮力を抑える作用があり、労作狭心症には有効ですが、安静時に服用すると逆効果になる場合があります。このように同じ降圧剤でも、症状によって使い分ける必要があり注意を要します。

高血圧だからといって直ぐに降圧剤に頼ることはよくありません。降圧剤を使うことによって血圧が下がり過ぎてしまうこともありますので、副作用などを理解してから使用されることをお勧めします。では降圧剤について説明していきます。

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